よい小説とは何か?-最も単純な答えを示す

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目次

人は本を評価したがる生き物

多くの人が本を読み終えた時に、
いい本だったとか、つまらない本だったとか、
色々感想を持つと思う。

つまり、私達は、本の良しあしを判断する基準を
自分の中で持っているはずだ。

しかし、それをきちんと言葉で表すことができるだろうか?
本の良い点、あるいは、悪い点を挙げて、
それを具体的に表すのは難しくない。例えば、「主人公とヒロイとの会話が、切れのあるツッコミとボケの連続で、面白い」

しかし、人は時に、
「あの本よりもこの本の方が面白い」
と語る場合がある。

あるいは、人によっては、
今まで読んできた本の中で、この本が一番おもしろい
と語る場合がある。
いわゆる、自分の中の最高峰に位置する小説があるだろう。

ちなみに、私の場合、10年ほど前に読んだ
ダニエル・キイス著の『アルジャーノンに花束を』。
この作品が、今日に至るまで最強の座にいる。

では、なぜ、自分の中の最高の本が、
今まで読んだ数多くの本を押しのけ、最高であるか?

その理由をきちんと説明できるだろうか?

最もシンプルな答え

私が思うに、よい本というのは、記憶に残る本である。
つまり、より記憶に残る本が、より優れた本だと考える。

今までの読書歴を振り返ってみてもらいたい。
しっかり思い出せる作品というのは多くはないだろう。
時の流れで、埋まってしまうような作品が、
どうして優れた作品ということができるだろうか?

思うに、記憶に残る作品というのは、
私達の心に、何かしらの爪痕を残す要素があったのだろう。
この心に刻まれる爪痕の深さこそが大事だと思う

(あまりにひどくて、そのひどさが記憶に残っている本もあったりしますが、
それはノーカウントで)

では、記憶に残る本とは?

記憶に残るような作品は、何かしら心揺さぶられるような要素がある。
それは、悲しみであったり、笑いであったりする。
あるいは、人の尊厳に関した不変的なテーマを真摯に扱っている作品である。
何かしら心が揺さぶる力を持った作品を、私は一読者として出会えることを望んでいる。

これは、自己啓発本やビジネス本でもこの法則は当てはまる。
なるほどー、と感心するようなポイント。
自分では思いつかない視点で書かれた記事を読み、思わず膝をたたきたくなる。
そんな場面が多ければ、
それは優れた本と言えるだろう。

何度も読みたくなるシーンというのがある。
そういうシーンがある小説は強い。
「もう一度読むかも?」
と思い、手元に残したくなる。

逆にそうでない作品は古本屋に売られていくよ……
ドナ、ドナ、ドナ、ドナ
(どうでもいいが、私の中でドナドナは、
『攻殻機動隊』のタチコマの印象が強い)

まとめ

よい本⇒記憶に残る本⇒心を揺さぶる本

 

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